第3話、食事療法って意味あるの?

太「ふー、なんか調子悪いなぁ・・・」

 

康「おお、太。どうした、体調悪そうだな?」

 

太「あ、康君。いやぁ、自律神経の乱れなのか、体調が悪くてね」

 

康「どんな不調が出てるんだ?」

 

太「疲れが取れなくて、寝つきが悪いかな」

 

康「ああ、それは典型的な自律神経失調症だな」

 

太「やっぱりそうなんだね・・・そう思って、自律神経に良いっていう食事療法をしてるんだけど、全然変わらないんだよね」

 

康「ちなみにどんな食事をしてるんだ?」

 

太「色んな食事療法をしてるよ!」

 

康「色んな・・・?嫌な予感が・・・」

 

太「まず、やはり基本の通り、野菜と肉、魚をバランスよく食べること!」

 

康「・・・まあ、そうだな」

 

太「でも、糖質制限の本を読んだら、糖質は良くないって書いてあったから、パンやごはん、麺類は辞めてる!」

 

康「なるほどなるほど」

 

太「後は、マクロビオティックの本も見て、やっぱり玄米は良いって書いてあったから、糖質制限に玄米を取り入れた感じ!」

 

康「・・・は?」

 

太「それと、自律神経の本で食事がストレスになったらだめって書いてあったり、8時間ダイエットの本も見たから、上の食事を8時間以内にして、でも、ストレスためないように甘いものを食べてる!」

 

康「それ、糖質制限はもはや影も形もないんじゃ・・・」

 

太「あと、テレビやSNSで見たらミネラルとか、栄養素とかが身体によい食物も沢山取り入れてる!」

 

康「えーっと・・・結局どんな食事なんだ?」

 

太「8時間に抑えるために朝食は抜いて、12時と19時に食事の時間!昼は外食になるから、コンビニで野菜と唐揚げとか食べて、夜は昼に食べられない分、玄米を栄養のあるものと沢山摂ってる!・・・のに眠れないのは何故なんだろう?」

 

康「それはただの暴飲暴食だー!」

 

太「え、でも体に良いとされているものを積極的に摂ってるし、色んな食事療法をハイブリッドに混ぜてるよ?」

 

康「まず、食事療法言っても、ダイエット目的と健康目的で目的が違う。まあ、元々ダイエットというのは、健康増進のために減量する食事制限、というものだから、同じといえば同じなんだけど」

 

太「俺、体重減ってないよ?」

 

康「だから何にもなってない食事療法になってるんだって」

 

太「どういうこと?」

 

康「今、食事療法と言われるものは、減量か健康の効果があるわけだけど、太のどっちにも影響のない食事療法は、ただの暴飲暴食なんだって」

 

太「え、でも良い物を・・・」

 

康「好きなだけ食べてるでしょ?」

 

太「だって、8時間以内なら良いって」

 

康「そう、減量目的ならな。でも、太は健康目的でしてるわけだから、そもそも間違ってるわけだ。体重減ってないって時点でそこも効果が出てないわけだけど」

 

太「俺の食事療法は何が問題なの?」

 

康「そもそも、食事療法の最も重要な部分てのは、無駄な食べ物を如何に食べないか、にある」

 

太「え、でもそうすると栄養不足にならない?」

 

康「ならない。むしろ、食べ過ぎで内臓に負担をかけて、自律神経が乱れる、っていうことの方が多い」

 

太「どういうこと?」

 

康「太の自律神経失調症は、副交感神経がちゃんと働いてないっていうのが一番の原因なわけ」

 

太「副交感神経って?」

 

康「自律神経の中でも休息する神経のこと。詳しくは第1話参照で」

太「なるほどね。で、なんで俺の副交感神経は働いてないの?」

 

康「食いすぎで働いてないんだよ」

 

太「内臓が働く時は副交感神経じゃないの?」

 

康「内臓が消化を始めるには副交感神経が必要になるけど、食べ始めると基本的には交感神経が働く。血糖値が上がることで、交感神経のスイッチが入る。だから、食べてすぐとか、胃にものを詰め込み過ぎた場合には、副交感神経は徐々にしか働けないんだ」

 

太「なるほど。でも、栄養沢山摂ってるから、その後回復するんじゃないの?」

 

康「そもそも、食べ物を消化、吸収して、栄養を末端まで届けるにはどうすれば良いと思う?」

 

太「食べ物を消化、吸収は内臓が働くのが重要だよね。その後栄養を運ぶのは・・・血?」

 

康「そう、内臓が消化し、吸収した栄養は一旦血液に入る。その栄養を貯蔵するところは色々だが、まずは内臓を働かせないといけない。内臓を働かせるのは何だと思う?」

 

太「自律神経?」

 

康「それは勿論そうなんだけど、内臓も働くには血液が必要になる。栄養だけじゃなく、酸素も送らないといけないからな。要するに、内臓をちゃんと働かせるには、吸収するための血液と、栄養を運ぶ血液の2種類が必要になるわけ」

 

太「わかりにくいなぁ・・・」

 

康「人員数(血液量)は決まってて、分解する人(栄養吸収)と分解したのを運ぶ人(栄養を運ぶ)に分ける必要がある、ってこと」

 

太「つまり、食べ過ぎた場合は?」

 

康「分解する側に多く人員が割かれるので、栄養を効率的に運べない。結果、栄養を吸収しきれず、そのまま排出される」

 

太「ってことは、いくら栄養があるものを食べても、身体に吸収されないってこと?」

 

康「つまり、そういうことだな。だから、沢山栄養のあるものを食べてもあまり意味がない。むしろ、消化に使う人員を、運搬の人員に回した方が、当たり前だが、栄養は良く回る」

 

太「ってことは、小食の方が良いのか」

 

康「痩せてる人、小食の人の方が健康な人が多いっていうのは、そういうところもあるな。そして何より、自律神経も中々整わない」

 

太「でも、色んな食事療法が合って、それで治ったって人も良く見るぞ?」

 

康「そう、一つ一つの食事療法はちゃんと効果があることが多い。だが、太の様に、色々な食事療法を入れてしまうと、そもそもそれは食事療法とも言えないことになるんだ」

 

太「じゃあ、俺の食事は?」

 

康「ただの暴飲暴食」

 

太「そんなー!体に良いと聞いたから値段が高くても色んな食材食べてたのに!」

 

康「それでも良くなってないんだから、効果がないってのは明らかだな」

 

太「じゃあ、食事療法はどんなものをすればよいんだ?」

 

康「まとめると・・・」


 

・暴飲暴食になってないか顧みる

 

・食事療法を取り入れるのであれば、一つの考えだけで抑える

 

・バランスよく沢山食べるより、豆、野菜を中心に少し食べる

 

・本来はおかしいが、ダイエット目的か健康目的かを明確にする

 

・食事療法で健康になるにはかなり根気がいる

 

・効果がなければやり方があってるか再確認する

 


康「っていう感じかな」

 

太「じゃあ、まず俺はどうすれば良いんだ?」

 

康「今まで栄養沢山摂ってるだろうから、まずは食事量をがっつり減らすべき。そしたら蓄えてる栄養から使われるから。内臓には負担かけないのがベストだな」

 

太「じゃあ、とりあえず食べる量減らすな」

 

康「そうだな。そうすれば必要なところに必要な栄養が回るように勝手に体がしてくれる。そうすると、ちゃんと眠れるようになるし、疲れも取れるようになる。要するに、今はちゃんと栄養が身体に回ってない状態だ」

 

太「そうなんだな・・・ありがとう!勉強になったよ!」

 

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