第1話、自律神経失調症って結局何?

健「うーん・・・」

 

康「お、健、どうしたんだい?」

 

健「ああ、康君。いや、実は今自律神経の勉強してたんだけど、良くわからないなぁ、と思って」

 

康「難しいよな・・・よし、何が解らないんだ?教えてあげよう!」

 

健「ありがとう!そもそも、自律神経って何のためにあるんだろう?」

 

康「自律神経な。最近だと自律神経失調症とか、自律神経の乱れとか、自律神経の影響とか、悪いように聞こえることが多いよな」

 

健「うん、なんか厄介なやつみたいなイメージがある」

 

康「でも、自律神経っていうのは凄く大切なんだ。これは人間だけでなく、動物皆にあるものなんだ」

 

健「そもそも、なんであるの?」

 

康「自律神経はその名の通り、自律する神経なんだ。例えば、心臓や内臓を勝手に動かしてくれる。眠気や食欲、性欲すらもコントロールしてくれる。これらは自分の意識では変えられないだろ?」

 

健「確かに、内臓を意識的に動かすのは無理だね」

 

康「そう、意識しないでも自らを律してくれる・・・だから、自律神経と言われるんだ」

 

健「そうなんだね。じゃあ、なんで最近は悪いやつみたいに言われるの?」

 

康「自律神経が乱れる人が多いからだ。いや、乱れる、というのもそもそも言い方としては正しくないな」

 

健「でも、乱れると悪いって良く聞くよ?」

 

康「自律神経っていうのは、健が言う通り、かなり難しいんだ。だから、細かく考えるとわかりにくいので、乱れる、って簡単にまとめられることがある」

 

健「じゃあ、実際にはどんな感じなの?」

 

康「そもそも、自律神経っていうのは2種類あるんだ。交感神経、副交感神経ってやつだな」

 

健「興奮すると交感神経、リラックスすると副交感神経でしょ?」

 

康「そうそう、簡単に言うとそんな感じ。その自律神経のバランスが取れなくなることを乱れる、というようだが、自律神経っていうのは基本的にシーソーの様になっているんだ」

 

健「どういうこと?」

 

康「交感神経が働き過ぎれば、副交感神経の働きが悪くなって、副交感神経が働き過ぎれば、交感神経の働きが悪くなるんだ」

 

健「そうか、リラックスしながら興奮はできないもんね」

 

康「そういうこと。そして、最近問題になる自律神経失調症っていうのは、交感神経が強く働いている時のことを言うことが多いんだ」

 

健「興奮し過ぎているっていうこと?」

 

康「簡単に言うと、そうだな。交感神経の方に傾きすぎると、副交感死刑は殆ど働かなくなる。その結果、睡眠が悪くなったり、過剰に交換神経が働いたりするんだ」

 

健「どうして交感神経が働き過ぎるの?」

 

康「交感神経を長く働かせすぎているのが問題だ」

 

健「交感神経を働かせすぎているって?」

 

康「簡単に言うと、脳が興奮している状態が長すぎるんだ」

 

健「脳が興奮?」

 

康「そう、例えばさっき『リラックスしながら興奮はできない』って言った通り、基本的にはどちらかしか働かない。でも、副交感神経っていうのは、リラックスしたいときに働くだけじゃない」

 

健「どういうこと?」

 

康「副交感神経っていうのは、内臓を働かせるために体を使えなくする神経ともいえる。例えば、肉食の野生動物が狩りをして、食べた後は木陰でゆっくりする。あれは体を使わなくして、内臓に集中するためだったりするんだ」

 

健「体を使わないと内臓が働くの?」

 

康「そうそう。筋肉も内臓も、働くには血液が大切になるわけだが、動く時は筋肉、内臓を動かしたいときは内臓に血を集める。だから、動きながら内臓を働かせる、というのは血が足りないんだ」

 

健「血って大事なんだね」

 

康「酸素も栄養も血で運ばれるからな。要するに電気みたいなものだ」

 

健「じゃあ、内臓を働かせるために副交感神経のスイッチが入るんだね」

 

康「そうそう、その通り。だから、本来食べた後はゆっくりして内臓を働かせないといけないし、夜は寝て、内臓を修復しないといけない。だから、食後と夜は眠気が来るわけだな」

 

健「眠れない人は副交感神経が働いてないってこと?」

 

康「そういうこと!では、何故そうなるか?副交感神経の働きを邪魔しているからだ」

 

健「副交感神経の働きを邪魔するって?」

 

康「副効果神経は内臓を働かせる以外にも、身体を回復させる能力がある。例えば、疲れはてて、更にもっと疲れてしまえば、過労死になってしまう」

 

健「そうか、死んじゃう前に身体にブレーキをかけるんだね」

 

康「そうそう、その通り。でも、そのブレーキを壊して働いたり、遊んだりする人がいる。そうなると、副交感神経は中々働けなくなってしまうんだ」

 

健「え、でもブレーキ無理やりかければ良いんじゃないの?」

 

康「シーソーが極端に傾いてるのを戻したり、すごい速度で走っている車が急に止まれないように、自律神経も急には切り替われないんだ」

 

健「でも、身体が疲れてれば眠くなるんでしょ?」

 

康「基本的にはそうだな。でも、自律神経の乱れている人の場合、その疲れや眠気を押して働く。ブレーキを無視してアクセルを踏み込む。そうすると、そのままブレーキが働きにくくなるんだ」

 

健「そうか、そういうどうしようもない時に薬を飲むんだね」

 

康「そう、無理やりアクセルを放して、ブレーキを強くかける。それが薬だな。でも、それを無視してまだ働き続けようとすると・・・体が大変なことになる」

 

健「どうなるの?」

 

康「交感神経が薬に勝ってしまうんだ。そうなると、どんどん強い薬に頼らないといけなくなり、最終的には薬も効かなくなる」

 

健「え、じゃあどうすれば良いの?」

 

康「副交感死刑の働きを邪魔しなければ良い。食後はゆっくりする。眠い時には普通に寝る。交感神経を働かせるものをなくす。文章で書くとこんな感じかな」

 

健「凄い単純だけど、そもそも眠れない人はどうすれば良いの?」

 

康「眠れない人は、まずはちゃんとした治療が必要になる。それがさっきの病院での薬や、整体、カイロプラクティック、鍼灸などなどだな」

 

健「薬飲んでも眠れない人は?」

 

康「それは状態的にはかなりヤバイ。飲みなれてない人は、飲んだ瞬間に何も考えられなくなるくらい眠くなる。しかし、飲んでもそれに負けないくらい交感神経が働いている人の場合、眠気が来ないらしい」

 

健「そういう場合はどうすれば良いの?」

 

康「一番は薬以外の、さっき上で書いた通り、整体などに行くこと。自律神経に詳しい所であれば、ある程度のスイッチは切ってくれる。そして、二番としては、薬を飲んだ後は直ぐに寝る事。三番は、交感神経を働かせる原因とは離れることだ」

 

健「直ぐに寝れない人もいるでしょ?」

 

康「横になってるだけでも良い。そこで眠れないから、と動画とかを見始めると、また脳は興奮する。勿論、これは薬だけで治療する場合であって、整体などを一緒にすると、夜はちゃんと眠くなる場合も多いんだ」

 

健「整体で副交感神経が働くようになるんだね」

 

康「そうそう、今日は説明を省くけど、そういうこと。まずは副交感神経がちゃんと働ける体にしないといけない」

 

健「交感神経を働かせる原因とは離れることっていうのは?」

 

康「簡単に言うと、『ストレス』だな」

 

健「あー、イライラは悪いっていうもんね」

 

康「いや、ストレスというと、イライラを想像する人が多いが、それだけではない。楽しい、嬉しい、悲しい、驚く。こういうあまりネガティブじゃない感情もストレスになる」

 

健「え、ストレスってイライラじゃないの?」

 

康「そもそも、ストレスという言葉は物理学の世界で使われていた言葉らしい。外からの圧力のことを言って、それが色んなところで使われているらしい」

 

健「でも、ストレス解消って、騒いだり暴飲暴食することが多くない?」

 

康「そうそう、だから治らないんだ。自律神経は何もメンタルだけじゃない。感情や体、内臓も使われる。でも、ひどい話で、最近は自律神経っていうのは、精神的なことに絞られている」

 

健「でも、内臓の症状にも自律神経って言われるよね?」

 

康「そう、矛盾していることが色んなところで言われているんだ。自律神経失調症の場合、殆どが副交感神経を働かせたい。にも関わらず、感情を考えるだけで、内臓や体の負担は無視している」

 

健「じゃあ、ストレス解消って何をすれば良いの?」

 

康「簡単だ。内臓、身体、感情に負担をかけないようにすれば良い。軽い食事、ごろ寝、穏やかな音楽やラジオ。運動するのであれば、散歩程度。これだけで良い」

 

健「なんかだらけてるみたいだね」

 

康「そうそう、交感神経が働き過ぎている人の場合、だらけるのが重要なんだ。休日は家から一歩も出ない。食べ物は軽く済ませ、あとはダラダラする。本来これが健康な生活なんだ」

 

健「でも、休日外出して元気な人も多いよね」

 

康「違う違う、元気な人は休日も外出するのであって、休日外出しているから元気なわけではないんだ。言葉遊びのように聞こえるかもしれないが、要素としては逆なんだ」

 

健「え、でも毎週出かけてるよ?」

 

康「もしかしたらその人は平日は早く寝てるのかもしれない。休日以外は食事も質素かもしれない。でも、平日も無茶苦茶な生活をして、休日も無茶苦茶な生活をしている人は殆どいない」

 

健「そうなのかなぁ」

 

康「そうだ。そもそも、症状がある場合、健康な人の生活をマネする前に、まずは病人の生活をしないと治るわけがない」

 

健「病人の生活って言い方はひどいな!」

 

康「でも、実際にはそうした方が治りが早いに決まってる。入院した人はどう過ごす?体に優しい病院食を食べ、ベッドでゆっくり寝て、時間を持て余す。でも、それが身体を回復させる一番のポイントになるんだ」

 

健「あ・・・内臓、感情、身体に負担をかけないってやつだね」

 

康「そうだ、だから入院すると自律神経や内臓も元気になったりする。でも、自律神経失調症でそれは非現実的なので、休日は家でゆっくりする、というのが重要なんだ」

 

健「なるほど・・・じゃあ、まとめると、」


 

・自律神経失調症は交感神経が働き過ぎていることが多い

 

・交感神経を落ち着けることが最重要

 

・交感神経を落ち着けるには食事、精神、身体が重要

 

・食事は小食

 

・精神は喜怒哀楽の刺激全てが影響する

 

・身体はできればゴロゴロする

 


健「っていう感じなのかな」

 

康「そうそう。自律神経失調症に関しては、した方が良いことは殆どない。ただただ休息するのが一番良い」

 

健「ストレッチとか筋トレは?」

 

康「いらない。そんなことしているのであれば、休むか、ちゃんと整体院などのプロに見てもらう方が重要だ」

 

健「SNSとかで自律神経に良いストレッチ良く見るのに」

 

康「ああいうのが効くのは、自律神経の治療ではなく、自律神経の乱れ予防だ。悪い人がしてもただの負担にしかならない。だからしちゃだめだ」

 

健「そうなんだね・・・ありがとう!勉強になったよ!」

 

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