いつもありがとうございます。
千葉県八千代市勝田台の
自律神経専門整体院、
「におカイロ整体院」院長の鳰です。
本日は「息苦しさの改善には肋骨より肩甲骨」です。
SNSでは息苦しさは肋骨にある、と言うことが多いです。
確かにそうではあるのですが・・・それは非常に狭い話ですね。
呼吸改善のために肋骨の間の筋肉を緩めましょう!
そして、しっかりと肋骨が動くよう、
猫背にせず、胸を張りましょう!
・・・これでは一生息苦しさが治ることはありません。
当院の患者さんは、長年感じていた息苦しさが、
一回で治った、という方が多くいます。
では、何故一回で治るのでしょうか?
私は肋骨に対する特殊な技は持っていません。
勿論、呼吸トレーニングのような特殊なものも提供していません。
私が知っているのは正しい姿勢と、運動学です。
呼吸は物理的な問題で、動作は運動です。
それを無視した治療、ストレッチは一切意味がないのです。
本日は肋骨と呼吸の関係。
当院で息苦しさが簡単に改善する理由。
そして、治りにくい息苦しさをお伝えしていきます。
息苦しさの改善には肋骨より肩甲骨
まずは、肋骨と呼吸の関係。
肋骨は12対の骨で、肺や心臓などを守る骨です。
上には鎖骨があり、下には横隔膜、
後ろには肩甲骨、前には胸筋と、
非常に多くの器官に回りを囲まれています。
そして、横隔膜が動き、この肋骨が開くと、
肺はその圧で引っ張られて膨らみます。
肋骨が動かない場合、お腹が膨らみます。
両方共正しく動く方は、深く吸えるので、
肋骨もお腹も両方共膨らんでいきます。
まず、肋骨が動かなくなる要因ですが・・・。
肋骨の間には肋間筋と言われる筋肉があります。
息を吐くときに使われる筋肉で、肋骨の間を閉める作用があります。
この筋肉が固くなることは、かなり高齢でないとありえません。
呼吸の間違えたストレッチでは、多くの場合ここに着手します。
若者でここが固いなんて方はほぼいません。
よしんば固いとしても、支障をきたすほどではないのです。
では、肋骨の動きを妨害するのはなんでしょうか?
それが、上記で書いた周りを囲む器官なのです。
一番多いのは肩甲骨。
次いで胸筋が邪魔をしていることが多いです。
例えば、肩甲骨の動きが悪くなるとどうなるか。
肩甲骨と肩甲骨の間には、肩甲骨をすくめる筋肉があります。
そのため、その筋肉が固くなってしまうと、
肩甲骨が外に開かなくなってしまいます。
肩甲骨が外に開かないということは、
肋骨が動けるのは前と横だけになります。
ただ、肩甲骨が固定されている場合、
腕も固定されてしまうので、横にも広がれません。
その結果、肋骨は前にしか広がれなくなるのです。
しかし、そもそも肋骨の動きは上下に動きます。
では、左右と後ろから押さえつけられた肋骨は、
前に膨らむことが出来ると思いますか?
勿論、膨らむことなどできません。
なので、いくら肋骨の間を緩めたところで、
そもそも周りから押さえつけられているので、
肋骨が動くことができず、息苦しくなるのです。
それと同じく、横隔膜の固さを言う方も居ますが、
上記の通り、肋骨が固定されている場合、
横隔膜がいくら頑張っても吸うことができません。
横隔膜が強ければお腹を膨らませられますが、
その呼吸を取得するよりも、
肋骨の動きをスムーズにする方が効率的なのです。
その理論が解っているので、当院では息苦しさの方は直ぐに改善できるのです。
多くの方が一回、重症な方でも2~3回で効果を感じていただけます。
ただ、治りにくい息苦しさもあります。
上記の息苦しさは、息が胸に入っていかない息苦しさです。
喉が閉まったような息苦しさの場合、原因が異なります。
こちらの方は、正直回数がかかります。
上記の物は自分の姿勢で作っているものですが、
こちらの場合は、首回りの筋肉の固さで出る症状だからです。
ストレッチなどと同じように、そこの筋肉が柔軟になり、
呼吸を邪魔しない程度まで緩まなければ、息苦しさは改善しません。
また、一番勘違いしないでほしいのが、
呼吸に関しては自律神経の影響はそこまで大きくありません。
殆どの場合が物理的な問題で生じるので、
一生懸命自律神経を整えても、あまり意味がないと思ってください。
しいて言えば、自律神経の交換神経は筋肉を固める作用があるので、
それが強く働いた場合は肋骨の動きが悪くなりますが、
一番初めに書いた通り、肋骨の動きでの息苦しさは、
殆ど出ることがないので、まずは肩甲骨などの動きを出すようにお願いします。
息苦しさの改善に重要なのは、姿勢と肩甲骨の動きです。
そして、変な話ですが、その姿勢は少し猫背の状態です。
姿勢を褒められるのに息苦しさがあり。
その場合、正しい姿勢ではなく、綺麗な姿勢になっている可能性があります。
正しい姿勢≠綺麗な姿勢、です。
胸を張りすぎてませんか?
それが問題として身体に出ています。
背中はまっすぐが良い訳ではありません。
意味のない映えるセルフケアではなく、正しい姿勢を理解し、
息苦しさを簡単に治してくださいね。
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姿勢矯正から、正しい姿勢の取り方まで。
身体を良くするには姿勢を良くするのが必須です。
姿勢を良くするには、時間のかかる、
1分以上の筋トレ不要、ストレッチ不要、体操不要です。
上記のものはその時使う筋肉ですが、
姿勢を良くするのに使う筋肉は常に使われる筋肉です。
マラソンの体力や筋肉が短距離走でつかないのと同じで、
短時間の運動や、トレーニングでは姿勢改善は見込めません。
正しい姿勢指導、矯正のお手伝いをさせてください。
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