こんにちは!
自律神経専門「におカイロ整体院」院長の鳰です。
本日は「根治療法について」です。
昨今、「根治療法」という言葉自体も使われるようになってきましたし、
少し言い方を変えて「体質から変えていく」などの言葉も使われるようになりました。
しかし「体質を変えていく」とは言うものの、
その謳い文句を出している商品のほとんどは薬やサプリメントで、
体質自体が変わっているかというと、いささか疑問です。
勿論、内臓そのものをよくする成分や、
体温を上げるような成分はあるとは思います。
しかし、内臓が悪くなっているそもそもの原因も、
体温が下がっているそもそもの原因も解消されていないのでは、
体質を変えているのではなく、不足の成分を摂取しているだけ、といえます。
本当の根治療法とは?
今回はそれについて書いていきます。
根治療法という本当の意味
根治療法という言葉は便利な言葉で、
少しでも他より深ければ根治療法、ということができてしまいます。
元々は東洋医学で使われる言葉ですが、今は元の意味も関係なく使われていますね。
言葉は生き物、という考え方もありますので、
元の意味と変わって使われること自体は別に良いと思うのですが、
意味が違うとわかっているうえで使われている場面もみられます。
根治療法の逆として使われる言葉は「対処療法」という言葉です。
出てきている症状に対して、それに対して行う治療のことです。
肩こりであれば湿布や痛み止め。
高血圧に対しては降圧剤。
切り傷に対してのバンドエイド。
骨折に対しての支え木などですね。
これらの利点は、すぐに症状を押さえられる点です。
日本で使われる西洋医学はほとんどがこれですね。
では、根治療法とは?
上記に対して書いてみます。
右に行けば行くほど根治療法が深くなっていると思ってください。
肩こり・・・マッサージ→姿勢改善→身体の使い方。
高血圧・・・食事療法→水分摂取量→身体の代謝→身体の使い方。
切り傷・・・循環改善→転倒、刃物の使い方など原因予防→身体の使い方。
骨折・・・骨の強化→骨折動作の予防→身体の使い方。
と、こうなっていくわけです。
終点をあえて同じにしましたが、全てのものは身体の使い方さえうまければ、
予防も改善も非常に簡単なものといえます。
勿論、骨折や切り傷は起こしてしまったら対処療法しかありません。
しかし、それらを頻発するのであれば、回復力を高めるよりも、
それを起こさないようにすることが根治療法といえます。
内臓の疾患も、行ってしまえば身体の使い方の歪みです。
固くなった筋肉や、ゆがんだ姿勢は内臓を圧迫し、血流を悪くします。
その血流が悪くなったところの臓器に、様々な症状が起きるのです。
健康な内蔵にはしっかりと血液や栄養が回っています。
しかし、不健康な内蔵には血液が回りにくく、
血液が回りにくいということは、いらなくなった老廃物なども残ってしまうのです。
人間でいえば、疲れ果てているのに食べ物をとらず、眠ることもなく、
ずーっと運動や仕事を押し付けられているものと思ってください。
そりゃ壊れるのは当たり前ですよね。
それが姿勢によって生じるので、様々な臓器に起こるのです。
勿論、栄養がいかないのもですが、内臓が極端に働けば壊れるので、
姿勢だけとは言えませんが、疲弊させた内臓を復活させるには、
血流をよくする必要があり、そのためには姿勢を戻す必要があります。
根治療法といっても、根本原因は人によって変わりますし、
その根本のとらえ方も変わります。
私は姿勢や体の使い方を治すことが根治療法の道と考えますが、
人によっては食事であったり、メンタルであると考える方もいます。
勿論、それは人それぞれの考え方ですし、
健康へのアプローチはそれぞれ考え方を元に変えているのでどれが正解などはありません。
大切なのは、その根治療法が自分の考えにあっているか、です。
勿論、対処療法でずっとしていく方を否定する気はありません。
しかし、根本からよくなり、不調を出したくない、という方は、
ぜひ根治療法という道、そしてその本来の意味をとらえてくださいね。
当院で行う姿勢や身体の使い方が合う方はぜひ当院へお越しください。
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