40代、50代、60代、70代。
年齢が上がるごとに皆さん体調不良が出るそうです。
私も30代に上がる時に色々な方から言われました。
あんまり実感はありませんでしたけどね(笑)
特に女性の場合、更年期障害という言葉が広がっているので、
その年齢の不調は自他共に「更年期障害」で片付けられることが多いようですね。
ただ、その症状は実際には自律神経失調症です。
更年期障害だから、と納得される方や、
軽視される方は非常に多いのですが、
それを放置しておくとそのまま自律神経失調症になります。
更年期障害は簡単にいうと、交感神経が昂り続けている状態です。
しかし、それが当たり前になると、副交感神経が働かなくなるので、
疲労に対して鈍感になったり、不眠になります。
そして、そのスイッチが急に切れてしまい、
うつ病や認知症など、
治すのが大変な症状につながってしまうのです。
これらはなってから治すのは凄く大変です。
なので、更年期障害の時、もしくは、
その前から乱れないように治療するのが大切になるのです。
更年期障害、と言われたら早めに治療してくださいね。
ちなみに、お薬は治療にはなりません。
1.更年期障害には何故なる?
1-①ホルモンバランスの崩れ
1-②加齢に伴う体力低下、負担増強、疲労の蓄積
1-③飽くまでも「なりやすい」年齢なだけ
2.自律神経失調症には何故なる?
2-①自律神経の乱れ
2-②加齢に伴う体力低下、負担増強、疲労の蓄積
2-③年齢、性別関係なく誰でもなる
3.見分け方とは?
3-①ハッキリ言って同じ
3-②病院では治らない
3-③放置すると本当に大変
4.総括
5.関連リンク
まず初めにお伝えすると、
このページを読んでいる段階で
あなたは既に状態が大分悪いのをご理解下さい。
理由は簡単で、
調べないといけないほど症状が出ているからです。
例えば、数年前であれば、
「更年期かな?でもまあ、少ししたら治るでしょ」
と思えていたのが、今は
「この症状本当につらい・・・どうしたら治るのか?」
となっているのではないかと思います。
基本的に、症状というのはなってから日が浅ければ浅いほど、
改善するのは早いです。
しかし、数年前から困っている症状を、
薬や食事療法などはするにしても、
本格的な治療をしていない場合、
徐々に蓄積しているので、
病状が複雑化していることが多いのです。
なので、今出てるその症状の治療は、
今が最善のタイミングだと思ってください。
食事療法や薬がちゃんと効いていれば、
症状は軽くなっているはずですが、
もし悪化しているとしたら、全く治ってません。
なので、日が経てば経つほど、
悪化していくので、今手をかけるのが一番良いのです。
更年期障害はホルモンバランスが崩れているので、
ホルモンのバランスを整える薬を飲みましょう。
と言われることが多いみたいですね。
いうまでもなく、治るわけがありません。
同じ年齢の方でも、症状の出ている方、出てない方いますよね。
ホルモンバランスで出るのであれば、
特例などなく、全員その年齢で症状が出るはずです。
出ていない人がいるということは、関係ありません。
ホルモンを増やす薬、食べ物では治らないのです。
こちらもよく言われますが、
これに関しては今までの蓄積なので、
症状が出ている方に言っても仕方ありません。
逆に言えば、これらを改善しないと、
いくら治療をしても、症状は出続けるのです。
なので、薬を飲んで自律神経やホルモンを整えても意味はなく、
しっかりと休んで生活の負担を減らし、
散歩などで体力をつけて、整体などでケアするのが大切なのです。
ちなみにホルモンバランスもそれらで乱れます。
これらをまとめて簡単に言うと、
自律神経が乱れているわけですね。
更年期の方で、
「もう年だから更年期だと思って」
という方が多いのですが、
実際には年齢と症状の有無は殆ど関係ありません。
飽くまでも、
「出やすい年齢」
というだけなのはご理解ください。
ホルモンも関係ありません。
なので、男性でも更年期のような症状は出ますし、
20代でも30代でも出ます。
つまりは、更年期障害は、
40代以降の女性に出やすい、
所謂自律神経失調症なのです。
では、更年期障害と自律神経失調症の違いは?
言ってしまえば同じです。
更年期障害はその出方ゆえに、
ホルモンバランスが一番言われますが、
自律神経の乱れで出ている症状が殆どです。
更年期障害で言われるのが、
ホルモンバランス以外だと、
疲労やストレス、自律神経と言われますよね。
結局は自律神経が乱れるので、
本当は症状も治し方も、
自律神経失調症と同じなのです。
自律神経失調症の一番の原因は
自律神経の乱れです。
・・・当たり前ですね(笑)
自律神経が乱れるのは、
ストレスがかかり、感情が大きく動くのと、
姿勢が悪く、自律神経が正常に働けてない影響です。
ストレスと聞くと、イライラが思いつきますが、
感情が動く刺激はストレスになることが多いです。
驚く、騒ぐ、悲しむ、憂鬱、泣くなど、
一見ポジティブに見える刺激も、
実はストレスになっていることがあります。
喜びや笑いも、きっかけによっては
自律神経を大きく乱す原因になるのです。
感情に上下が激しい場合、
自律神経が乱れやすいと思ってください。
これも全く持って更年期障害と同じです。
自律神経の方は上記のどれかが強く出ています。
ここで大切なのは、
「上記のどれかが強く出ている」
というところです。
いくら体力があっても、
その他2種があまりに強い場合、
自律神経はいとも簡単に乱れます。
体力に自信があっても、
絶対に無理しすぎてはいけないのです。
これも重要です。
当院に来られる自律神経の方は、
下は6歳から上は85歳までいます。
そして、男女も関係なく、
学生の男女、高齢の男女とまばらにいます。
勿論、高齢の方の方が数としては多いです。
なので、更年期障害と自律神経失調症は分ける必要が本当はないのです。
上記の通り、症状も出方も原因もほぼ同じです。
しかし、別の名前がついているのには一つだけ理由があります。
病院での治療というのは、残念ながら薬がメインです。
そして、そのお薬は症状や病名に対して処方されます。
つまり、更年期障害と自律神経失調症は、
薬を処方するルールでのみ必要なのです。
勿論、上記は私が作業療法士の学生時代の話なので、
今は違うかもしれません。
しかし、実際には症状も根本的な原因もほぼ同じなので、
分ける必要はないのです。
更年期障害の症状は火照り、めまいなど色々ありますよね。
でも、自律神経失調症にもそれらの症状は勿論あります。
なので、分ける必要は全くないのです。
更年期障害で困っている方は、
更年期障害よりも、自律神経で調べるほうが
本当は改善しやすいかもしれません。
病院に色々行く方がいるのですが、
残念ながら治りません。
理由は簡単で、
症状を消す治療をするだけで、
更年期障害、自律神経失調症を治す治療はないからです。
今、更年期障害の治療は何をしていますか?
症状を消す薬を飲んでいるだけですよね。
生活、何か変えました?
当たり前に仕事や家事をしてませんか?
薬で症状を消すせいで、
症状が無い分頑張れるので、身体を更に酷使して、
身体はどんどんボロボロになります。
その結果、薬を辞めたり、
薬が効かなくなるほど悪くなり、
症状が無くならなくなるのです。
まずは、薬は治療ではないというのを、
しっかりとご理解下さいね。
上記でも少しだけ触れましたが、
更年期障害も自律神経失調症も、
正しい対策をしなければ、基本的には悪化する一方です。
良かれと思って食事療法や、ストレッチなどが書いてあるところもありますが、
残念ながら、基本的にはここまで調べる方はそれでは治りません。
悪化し続けていることが殆どだからですね。
かじった知識でセルフケアは、
言い方が悪いですが、悪化の原因になるのが殆どなのです。
病院でもセルフケアでも、
基本的には良くなることはありません。
理由は簡単、悪化の原因を放置しているからですね。
更年期障害と自律神経失調症の違いについてでした。
違い、と言っても基本的には同じですし、
対策に関しても本当は同じです。
一番悪いのは、症状を放置することです。
薬は症状を感じなくしてるだけで、
症状自体は引き続き出続けています。
脅すような文章が多くなってしまいましたが、
残念ながら事実です。
そして、治すのに最適なタイミングは今です。
時が経てば経つほど、基本的には悪化していると思ってください。