当院では、コリや痛みなどの症状よりも、
姿勢をもってその方が今どんな状態なのかを判断しています。
姿勢が良くなれば勝手に身体は良くなりますし、
逆に姿勢が悪いままでは、身体は永遠に悪いからです。
なので、姿勢についてはおそらく、整体院の中でも、
トップクラスにうるさいですし、細かく指導していると思います。
このページでは、何故姿勢をよくしないといけないのか?
それについてお伝えしていきます。
また、下記リンクも合わせてご覧ください。
1.そもそも姿勢とは?
1-①多くの方が間違っている姿勢
1-②悪い姿勢を取るデメリット
1-③良い姿勢を取るメリット
2.身体と姿勢の関係性
2-①身体が勝手に悪くor良くなる
2-②健康はダイエットと同じ
2-③筋力は平均的に使うべき
3.総括
4.関連リンク
姿勢という言葉はなんとなく簡単に使われます。
姿勢が良い、姿勢が悪い、猫背、巻き肩、首が前に出ている・・・。
これらは漠然としており、そして、気軽に使われるため、
本来の意味が全く変わってしまってきています。
現在、一般的に言われる良い姿勢は、
反り腰、平背、ストレートネックの合わさった状態に、
言われることが多いようです。
いうまでもなく、全て身体に悪影響を及ぼします。
これは、長きにわたって、
「胸を張れ!背中を丸めるな!」と言われ続けたせいでしょう。
本当は、胸は張らないで良いですし、背中はある程度の丸みが必要です。
そして、この姿勢を取ると、顔は絶対に上を向きます。
ドラマでも映画でも良いのですが、軍隊などできょうつけをしている人は、
上を見上げていることが多いと思います。
それは、物理的に顔が上を向いてしまうので、仕方ないことなんですね。
そして、その状態から前を向こうとすると、顔が前に出て、
結果的にストレートネックの状態になってしまうわけです。
上記のように、一般的に言われる姿勢は身体に悪いです。
本来、背骨はS字のカーブがあるのですが、
上記に従った姿勢をすると、そのS字はつぶれてしまいます。
結果、I字の背骨になってしまうわけですね。
では、合っている姿勢とは何か?
物凄く細かい姿勢分析もあるのですが、
ハッキリ言って、そこまではする必要が無いですので、
漠然とこの姿勢を覚えてもらえばと思います。
横から身体を見たとき、
1、耳
2、肩の先端
3、股関節
4、膝
5,外くるぶし
これが一直線になれば、基本的には良い姿勢です。
悪い姿勢は、上記のポイントが前後にずれている状態です。
基本的には、外くるぶしの真上にあるのが正解です。
前後にずれていれば、そこで不具合が生じます。
上下の関連性を飛ばして書くと、
耳が前にあれば、ストレートネック。
肩の先端が前にあれば、巻き肩、猫背。
後ろにあれば、平背。
股関節が前にあれば、反り腰。
膝が前にあれば、前方重心。
後ろにあれば、反長膝。
のような状態が出やすいです。
ただ、これの難しいところは、
反り腰のバランスを取るために猫背になったり、
腰が丸まっているにも関わらず、動くために股関節を前にずらしているので、
上記の症状が一概に該当している、とは言えないところです。
なので、上記に書いているものは、飽くまでも概要だと思って下さい。
細かく見ると、当てはまらない方も結構いるので、
上記だけで判断するのは危険です。
悪い姿勢は各種様々な呼び名があるにもかかわらず、
良い姿勢には呼び名はありません。
これは簡単なことで、良い姿勢を取っていれば、
身体に不調が起きないからですね。
悪い姿勢というのは、身体に悪影響があるので、
わざわざ名前をつけないといけません。
しかし、良い姿勢というのは、
不調が起きないので、何も名前を付ける必要がないのです。
良い姿勢の一番のメリットは、身体に悪影響がないことでしょう。
良い姿勢は全てが重心の上に収まっているので、
筋肉の使われるバランスが素晴らしく、負担が少ないのです。
その結果、不調が起きにくいのです。
上記の通り、身体と姿勢は密接に関係しています。
悪い姿勢を取れば、身体に負担がかかり、
良い姿勢を取れば、身体は良い状態を維持します。
私が姿勢についてうるさいのは、これが最も大きい要素です。
姿勢は、勝手に身体を良くも悪くもするのです。
悪い姿勢は身体に負担がかかるので、
使い過ぎている筋肉や、関節、骨に多大なダメージを与えます。
逆に、良い姿勢を取っていると、
使い過ぎていた筋肉や関節、骨を休ませることができるので、
身体は勝手に回復していきます。
例えば、本来8人でする仕事があるとします。
5人でその仕事をしていたら、その5人はどんどん疲弊していきます。
しかし。そこに5人を追加すれば、
先に居た5人は少しづつ負担が減るので、
溜まっていた疲労はどんどん減っていくのです。
良い姿勢はそういうことだと思ってください。
そして、整体は、その5人を回復させるものです。
しかし、結局その後も5人で仕事をしていたら疲弊していまうので、
5人を追加するために、良い姿勢を取ってもらうわけです。
これが、当院が姿勢についてうるさい一番の要因です。
施術は勿論ですが、その後の姿勢が最も重要なのです。
多くの方が、ダイエットは経験したことがあると思います。
ダイエットを志したばかりの方は、多くが運動を始めますよね。
でも、運動だけでは全然減らないので、
食事を減らし、食べ物を変えていくものと思います。
これを、健康に当てはめて考えましょう。
例えば、運動というのは、健康面で言うと、施術になります。
している感は大きいですし、した直後は大きい効果が出ますが、
それ以外の食事や生活をそのままにしていれば、
数日も持たずに体重は戻ってしまうことでしょう。
施術の効果が持たない、という方も、ダイエットで言えば、
結局は運動の後に普通の生活に戻ってしまうからです。
いくら汗を流しても、カロリーを使っても、
かつ丼をドカ食いしたら意味がありません。
だからこそ、ダイエットで言えば、食事療法にあたる、
姿勢という部分に気を付けるのが重要なのです。
勿論、水分摂取や、食事、運動習慣などもありますが、
その中でも常に身体に負担をかけるのが、姿勢になります。
健康になるのであれば、今現在している運動はやめる、
水分はしっかり摂る、暴飲暴食をやめる、などは、
比較的簡単に取り入れることができます。
辞めるのと、水分を摂取するだけだからですね。
しかし、姿勢の場合には、今までの癖が根付いています。
なので、しっかりと意識しないといけないのです。
だから、何度もうるさく伝えているのです。
悪い姿勢の問題は大きく分けると、2つあります。
背骨や骨盤をはじめとした、土台の骨が歪むことと、
筋肉の使い方がアンバランスになることです。
背骨がずれることのデメリットについては、下記リンクをご参考ください。
例えば、反り腰や片足立ちはお腹の筋肉が弱かったり、
骨盤が歪むことで、起き、更に骨盤をゆがめます。
立っているときというのは、実はお腹と腰、
両方をバランスよく使うことで、安定して立っているのです。
それが、片方に偏ることで、腰を使い過ぎたりして、
腰痛が出たり、すべり症になります。
これは先に書いた通り、8人の仕事を5人でするようなものなので、
負担がかかり、逆に休めないので、不調につながるわけですね。
なので、特定の一人の筋肉に負担をかけないためにも、
筋力は前後左右で平均的に使うべきなのです。
良い姿勢というのは、そのバランスが優れているため、
安定し、不調が出にくい身体になるわけです。
何故姿勢が大切なのかはわかっていただけたでしょうか?
施術の効果よりも、姿勢がどう変化したか。
私が姿勢を大切にするのは、それが健康状態の継続に、
最も重要で効果的だと考えているからです。
なので、通っている方から、
「姿勢が良くなっていると言われました」
と言われるのは凄くうれしいのです。
良い治療ができ、姿勢の指導ができ、その方が本当の意味で健康になる。
私はそれが一番うれしいので、姿勢については細かく言います。
本当に健康になりたい方だけ、是非当院にお越しくださいね。