実は、五十肩四十肩というのは俗称なのです。
医学的には「肩関節周囲炎」と言われる病状です。
30~70歳で起きる肩の痛みを、総称してそう呼ぶので、「〇〇さんはこうして直した」というのはあまり参考にならないことが多いです。
人によって痛みを出している個所がそもそも違ったり、原因が異なるので、個人にあった施術が必要となります。
肩関節周囲炎、という名前の通り、肩の回りの筋肉が炎症を起こしている状態です。
肩関節というのは、自由に動くために、かなり不安定な形で作られています。
そのため、筋肉が非常に大量にあるのですが、その中のどれかが炎症を起こしている状態です。
そのため、人によってはできる動作とできない動作があり、痛みが強い動作や、できない動作が異なります。
なので、どういう状態になったら五十肩、四十肩というのはありませんが、逆に言うと、肩が痛いだけでも五十肩、四十肩と言われるのです。
肩の筋肉の使い過ぎ、姿勢の悪さから肩回りの筋肉にダメージが入ることで生じます。
使い過ぎや、逆に動かさなすぎることでも起こります。
整体的には、上記の理由になりますが、医学的には原因不明と言われることが多いようです。
動かし過ぎても、筋トレをし過ぎても、大切に扱い過ぎてもなるため、基本的には負担をかけないことが重要です。
基本的には良い姿勢を取り、自律神経を整えて。筋肉を柔らかくすれば改善していきます。
勿論、マッサージやストレッチでも改善は見込めますが、根本原因が取れていないので、すぐに戻ると思ってください。
特に揉み解しなどで施術を受け、すぐに戻るという方が多いですが、そういう場合には逆に筋肉を押し固めている可能性があります。
勿論、ほぐれているものの、姿勢などが悪いせいでまた固まっている可能性もあります。
そのため、強いマッサージなどではなく、必要最低限の刺激で柔らかくなる刺激のほうが改善しやすいです。
結局は、悪さをしている自律神経と筋肉を整え、姿勢を気を付けていくしかないのです。
上記の通り、筋肉を固めないことと、姿勢を改善させることです。
そして何より、自律神経を良い状態に維持することが大切です。
セルフケアとしては、首回りや、肩甲骨周りの筋肉をストレッチすることが大切です。
よくマッサージ棒などでしている方もいますが、そういう方の場合には強く圧し過ぎて筋肉を固める場合もあります。
そう考えると、やはりストレッチ程度の刺激のほうが効果を出しやすいです。
ストレッチも、痛いほどは絶対にしないでください。
少し突っ張るくらいで、気持ちの良い程度がベストです。
ただ、あまりに難い状態で行っても効果は低いので、ベストでいえば最初ある程度筋肉が緩むまでは施術を受けるのがベストです。
人によって原因は様々あります。
上記に書いた以外にも問題を引き起こしているものは様々です。
当院の施術、説明、セルフケア、予防はオーダーメイドで提供させていただいています。
その方にあったものを提供させて頂いてますので、まずは一度お越しください。
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