浪越指圧は
「指圧の心母心、
圧せば命の泉湧く」
で知られている指圧です。
指圧にも流派があり、
指圧の心~の指圧は
浪越指圧と言われます。
浪越指圧の特徴は、
全身の指圧を行うことで、
今の状態を網羅します。
全てを施術するので、
取りこぼしの
少ない手技と言えます。
筋肉は押されることで、
硬くなっていることを自覚し、
硬いと脳に伝え、筋肉を緩める
作用があります。
身体には数多くの筋肉があり、
それらが複雑に絡み合って
様々な症状を出しています。
そのため、本来は、
全身を施術する必要があるのです。
では、何故当院は、
指圧やマッサージではなく、
浪越指圧なのか。
浪越指圧は他ではあまり触らない
「腹部(お腹)」や
「前頚部(頚の前側)」
も施術します。
お腹や首の前って
あまり触られませんよね。
しかし、
現代ではこの箇所は
特に負担がかかりやすく、
不調の原因になることが
多いのです。
昔流行った指圧が、
今求められている手技に
なっているのです。
筋肉や靭帯などを
指や手の平で圧します。
俗にいうマッサージは
半数以上が同じことを
しますが、少し違うのは、
全身を治療する、
ということでしょう。
頭の先から足の先まで、
施術します。
当院の施術時間の関係上、
頭の先から足の先までは
難しいですが、
首、肩、背中、腰、お尻、足、お腹・・・
となるべく全身を
網羅するように行います。
基本的に
痛くない刺激を心がけていますが、
状態が悪い場合、
痛みが伴うこともあります。
痛い際は遠慮なく言ってください。
当院ではDRT後に
そのままうつ伏せで
首、背中、腰、お尻、太腿、ふくらはぎ、足の裏
を施術します。
その後、
仰向けになり、
鼠径部(股関節の前)、太腿、脛、足首、お腹、首
を行います。
施術中は
特にしていただくことはないので、
リラックスしてお受け下さい。
指圧は全身を整えます。
DRTと同じく、
自律神経を整えるもので、
特に副交感神経を高めるため、
頭痛や便秘、不眠などに
効果があります。
当院ではそれに加え、
姿勢を良くするのに
邪魔をしている筋肉を
直接緩める目的で行っています。
姿勢の邪魔を
している筋肉が緩むので、
姿勢改善がしやすくなります。
浪越指圧の一番の弱点は、
時間がかかりすぎることです。
他の手技と比べても、
治療効果は絶大なのですが、
早くても50分以上かかります。
そして、
床で行うのが
前提の手技なので、
ベッドだとやりにくいという
デメリットもあります。
また、
問題ない部分も行うので、
浪越指圧の専門的な
お店でないと、
本当の効果は
実感できません。
そのため、
当院で行う浪越指圧は、
上記で書いている通りの
個所になります。
ただ、
現在浪越指圧を
受けられるところは
少なくなり、
手技を扱う人も
減ってきていることから、
難しい手技であるとも
言えます。
また、
最近の治療は短時間で
効果を出す傾向にあるのも逆行でしょう。
短時間できついところを
多く施術するような
リラクゼーション。
バキバキのパフォーマンス的な
手技と異なり、時間がかかり、
全身をくまなくやるという、
地味な手技なので、
どんどん寂れて
しまっているのです。
本当は堅実で、
どうしても時間がかかり、
本当の意味で
自律神経調整の
効果があるので、
手技の中では非常に
優れていると言えるのですが。
また、
全身をくまなく行うので、
「治療効果はあるのか?」
と聞かれることがありますが、
全身治療の中では
トップクラスに
効果があるといえます。
指圧師の方々は
元来謙遜が強く、
穏やかな性格の方が多いので、
他の手技と異なり、
派手なことは言いません。
なので、
他の口が上手い手技と異なり、
効果のほどは
感じてもらうしかないのです。
しかし、
理論的に考えれば
わかることで、
全身をくまなく
施術するのだから、
原因の筋肉は確実に触れます。
全身が緩むと、
長時間の
リラックス効果があるので、
自律神経に関しても
効果が絶大なのは
言うまでもありません。
浪越指圧の良さを
知っている人は、
それが病みつきになります。
局所施術、
対処療法の手技と異なり、
根治療法のため、
良くなる実感がないうちに、
気が付けば元気になります。
これが本当の根治療法なのです。
浪越指圧は他の手技に比べると、
圧倒的に長時間かかる手技です。
しかし、
効果は絶大で、
様々な症状に効果が
期待できます。
ただ気持ちが良い、
全身をしてくれる。
それだけではない、
本当の指圧を是非、
お受け下さい。